人間関係改善プログラムとは
人間関係改善プログラムでは、話すこと、聴くこと、人とのやり取りを、実際の練習を通して学んでいきます。
職場、家庭、友人関係などで困っている場面を取り上げながら、その方に合った伝え方や聴き方を練習します。
当センターでは、スピーチトレーニング、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)、傾聴訓練などを、必要に応じて取り入れています。
スピーチトレーニング
プレゼンなど、人前で話す場面で強く緊張する、頭の中が真っ白になる、伝えたいことがうまくまとまらない、といった場合に、本番を想定しながら練習します。
必要に応じて、ご本人の同意を得たうえで、マイク、マイクスタンド、拡声器、撮影用カメラなどを使い、本番に近い状況を想定して練習することもあります。
メンタルリハーサル
メンタルリハーサルは、本番の場面を頭の中で具体的に思い描き、予行演習するイメージトレーニングです。
実際に人前で話す場面を思い浮かべながら、話し始めるところから終えるところまで、本番の流れを具体的にイメージして練習します。緊張したときにどう対応するかも含めて確認していきます。
本番の状況をイメージしやすくするために、必要に応じてリラクセーション法も取り入れながら行います。
リラクセーション法・心身のセルフコントロール法
リラクセーション法は、心身の緊張を意識的にゆるめるためのさまざまな方法の総称です。
当センターでは、呼吸法、自律訓練法、筋弛緩法、イメージを用いた方法、バイオフィードバック法などを、状況に応じて取り入れています。
バイオフィードバック法では専用の装置も用意しており、身体の反応を確認しながら、自分の心身の状態を調整していく練習に使うことがあります。
スピーチトレーニングでは、緊張したときに心身を整え、本番の状況をイメージしやすくするためにも、こうした方法を取り入れます。
リラクセーション法については、心身安定健康法で詳しくご案内しています。
話の組み立て
何を一番伝えたいのかを確認しながら、話す内容や順序を整理します。プレゼンやスピーチの場面を想定し、聞く人に伝わりやすい話の流れを考えます。
発声練習
声の大きさや速さ、言葉の区切り方、滑舌などを確認しながら、聞き手に伝わりやすい話し方を練習します。緊張すると声が小さくなる、早口になるといった話し方の傾向も確認し、実際に声に出しながら調整していきます。
ソーシャルスキル・トレーニング(SST)
ソーシャルスキル・トレーニング(SST)は、人との関わりの中で必要になる話し方や行動を、実際の場面を想定しながら練習する方法です。
職場や家庭、友人関係などで「どんな場面に困っているのか」「どう対応できるようになりたいのか」を確認しながら進めます。
目標を決める
挨拶、会話のきっかけづくり、頼み方、断り方、自分の気持ちの伝え方など、実際に困っている場面を取り上げ、練習する内容を決めます。
カウンセラーがお手本を示す
必要に応じて、カウンセラーが実際の言い方やふるまい方を示します。説明を聞くだけでなく、実際のやり取りを見ることで、その場面での対応を具体的に考えやすくします。
ロールプレイを行う
相手がいる場面を想定し、実際に言葉にしたり行動したりしながら練習します。うまくいかなかったところがあれば、方法を変えて繰り返し試すこともできます。
振り返りとフィードバック
できていた点を確認し、別の言い方や方法が考えられる場合には一緒に検討します。
日常で試してみる
練習したことの中から、実際の生活で試せそうなことを選びます。その後のカウンセリングで、やってみてどうだったかを振り返り、必要に応じて次の練習につなげます。
傾聴訓練
傾聴訓練は、相手の話をただ聞くだけではなく、その人が何を感じ、何を伝えようとしているのかを理解しながら聴く練習です。
家庭、職場、友人関係など、実際の人間関係の中で使える聴き方を練習します。
傾聴で大切にする3つの姿勢
1.相手の立場から理解しようとする(共感的理解)
話の内容だけでなく、その人がどのような気持ちで話しているのかにも注意を向けます。自分の考えをすぐに当てはめず、相手の立場から理解しようとします。
2.すぐに評価や判断をしない(無条件の肯定的関心)
「正しい・間違っている」とすぐに判断せず、まず相手の話をそのまま受け止めて聴きます。
3.自然な態度で関わる(自己一致)
分からないことを分かったふりをせず、「もう少し聞かせてください」と尋ねるなど、無理に取り繕わずに相手と関わります。
実際に行う聴き方の練習
相手の言葉を受け取って返す
相手が話した内容や気持ちを、自分なりに受け取って言葉で返します。言葉をそのまま繰り返すだけではなく、相手が何を伝えようとしているのかを確かめながら返していきます。
理解を深めるために問いかける
分からないことや、もう少し詳しく聴いた方がよいところでは問いかけながら、相手の言葉で話してもらうことを大切にします。
表情・うなずき・相づちを使う
言葉だけでなく、表情、うなずき、相づちなども使いながら、相手の話を聴く練習をします。
日常の人間関係で使うために
家族、友人、職場など、実際の場面を思い浮かべながら練習します。
「すぐに助言してしまう」「相手の話の途中で自分の話を始めてしまう」など、自分の聴き方の癖にも目を向けながら、相手の話を最後まで聴く方法を練習していきます。
一人ひとりの困っている場面に合わせて練習します
人との関わり方には、一つの正解があるわけではありません。人前で話すこと、自分の気持ちを伝えること、人の話を聴くことなど、困っている場面は一人ひとり違います。
人間関係改善プログラムでは、実際に困っている場面を取り上げ、その方に必要な練習を選びながら進めます。
初めての方で、カウンセリングの進め方や費用などを確認したい方は、よくある質問(FAQ)をご覧ください。
どのようなことで相談できるかについては、ご相談いただける内容でご案内しています。人間関係改善プログラムについて相談をご希望の方は、ご予約・お問い合わせはこちらからお申し込みいただけます。
